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【社長が知りたい銀行融資No5】融資が通る社長と通らない社長の決定的な差|融資交渉を乗り切る3つのポイントについて元銀行員が解説します【YouTube更新】

銀行員と融資交渉をするには、どうすればいいのか

この動画の結論

動画では、交渉相手は目の前の担当者ではなく、「担当者に稟議を書かせること」が交渉だと解説されています。

社長の仕事は、紙になる材料を渡すこと。理由は、稟議が担当者→支店長(決裁権限)→本部・審査部という3人の壁を越えていき、2人目・3人目は社長に一度も会わず紙だけで判断するからです。持参するのは4点セット(月次試算表・資金繰り表・借入金明細・資金使途と返済原資)。

月次試算表は翌月10日、最悪15日まで。資金繰り表は実績6ヶ月+予定6ヶ月で「いつ、いくら足りないか」を1枚で示しますが、作れている会社は3割ほどだといいます。篠﨑さんは「この4点を自分から出せる会社はそれだけで上位2割内に入る」「中身の巧拙より出てくること自体が評価される」と述べています。

面談では「詳しいことは税理士に聞いてください」などがNGワードで、資金使途・金額・時期・返済原資の4点を根拠つきで言い切ること。動く時期は決算書の提出直後、期初(4月・10月)、期末(3月・9月なら1ヶ月前)、資金が必要になる3ヶ月前。

「今すぐ必要です」と言った瞬間、交渉は不利になると強調されています。

この動画の要点(篠﨑氏の発言から)

しのざき総研の篠﨑氏は

『交渉相手は 目の前の担当者じゃないんですね 担当者に 「稟議を書かせる」ことが交渉 社長の仕事は 紙になる材料を渡すことになります』

と指摘する(動画 1:13 付近/第5話の結論として、融資交渉の相手が誰なのかを述べた場面)

しのざき総研の篠﨑氏は

『この4点を自分から出せる会社は それだけで 上位2割内に当然入ります 中身の巧拙より 出てくること自体が評価される』

と指摘する(動画 7:26 付近/4点セット(月次試算表・資金繰り表・借入金明細・資金使途と返済原資)の解説を締めくくる場面)

しのざき総研の篠﨑氏は

『自分の会社のことを数字と根拠 理由をつけて言えないって言ったら お金借りる資格ないですよ』

と指摘する(動画 8:58 付近/NGワード「詳しいことは税理士に聞いてください」について語った場面)

しのざき総研の篠﨑氏は

『「今すぐ必要です」と言った瞬間 交渉は不利になる 時期の余裕こそが 最大の交渉材料になる』

と指摘する(動画 15:50 付近/融資を申し込む時期の4つのポイントをまとめた場面)

しのざき総研の篠﨑氏は

『「銀行は金を貸すのが仕事だろう」という これは全然違うから 貸すも親切、貸さぬも親切 ここは履き違えないでください』

と指摘する(動画 21:37 付近/断られた後の一手を解説する中で、銀行に頼り切る経営者に向けて述べた場面(冒頭でも使用))

よくある質問(この動画が答えていること)

Q. 銀行に融資をお願いするとき、交渉相手は誰だと考えればいいですか?

A動画では「交渉相手は目の前の担当者ではない」と解説されています。

担当者に稟議を書かせることが交渉であり、社長の仕事は紙になる材料を渡すことだ、という結論です。理由は、稟議が担当者→支店長→本部・審査部と回る中で、2人目・3人目は社長に一度も会わず紙だけで判断するから。だから社長は、担当者に良い紙を書かせる材料を渡す、その一点に尽きると述べられています。

Q. 銀行の融資の稟議はどういう流れで決まるのですか?

A動画では「3人の壁を越えていく」と説明されています。

①担当者が融資の理由・時期・金額・借入期間・返済原資を聞いて稟議を書く(金利は金融機関側が決めるので希望を聞くだけ)、
②担当者が支店長に上申し、支店長権限の範囲内ならここで決まる、
③金額が大きい・格付けが低い・条件が特殊な案件は本部の審査部へ。

審査部は社長に一度も会わず紙だけで判断します。担当者が「あ」と言い、支店長が「あ」と理解し、本部に「あ」と伝われば通る可能性が高い、という伝言の精度の話だと語られています。

Q. 支店長の決裁権限はいくらくらいあるのですか?

A動画では、融資を借りるときに「支店長権限で枠はいくらありますか」と聞いてしまえばいい、と述べられています。

篠﨑さんの体験として、30年ほど前のメガバンクは支店長枠が5億円ほどあったが、今はメガでも1億円はない、自身が勤めた銀行で一番大きな店でも支店長権限は3000万円ぐらいだった、と語られています。一方で、1回で3000万円の運転資金は地銀・信金からすれば歓迎される規模だとも説明されています。

Q. 融資交渉のとき、銀行に何を持っていけばいいですか?

A動画では「4点セット」が挙げられています。

①月次試算表、②資金繰り表、③借入金明細、④資金使途と返済原資(何に使って何で返すかをA4一枚で)。篠﨑さんは、この4点を自分から出せる会社はそれだけで上位2割内に入り、中身の巧拙より出てくること自体が評価されると述べています。

④は稟議書にそのまま転記できるイメージで情報提供するのが理想だとされています。

Q. 月次試算表はいつまでに作っておくべきですか?

A動画では、本来は翌月の10日、できれば最悪でも翌月15日までに前月分ができていないと金融機関に対して失礼だ、と解説されています。会計事務所との付き合い方の問題でもあり、そこができていないと「決算書しかない会社」だと思われるので気をつけてください、と注意が促されています。

Q. 資金繰り表はどう作ればいいですか?作っている会社は多いのですか?

A動画では、資金繰り表を作れている会社は3割ぐらいだと語られています。

作れない理由は経営計画を作っていないから。経営計画がなければ資金繰り表を作る理由もない、という指摘です。作り方は実績で6ヶ月、予定で6ヶ月を並べ、いつ・いくら足りないのかを1枚で示すこと。

ただ渡せばいいものではなく、その資金繰り表の証拠(エビデンス)が精緻な損益計画であり、そこにつながると説明されています。

Q. 融資の面談で言ってはいけないNGワードは何ですか?

A動画で挙げられているNGワードは4つです。

「いくらでもいいので貸してください」「今月末に資金が足りないんです」「他行はもっと安いですよ」「詳しいことは税理士に聞いてください」。特に最後の一言がNGで、第三者に任せているだけであり、自分の会社のことを数字と根拠・理由をつけて言えないならお金を借りる資格はない、と述べられています。

銀行員は口に出さなくても腹の中でそう思っている、というのが元銀行員としての指摘です。

Q. 面談の第一声では何を言えばいいですか?

A動画では、切り出し方の例として「何月にいくらの支払いで3000万円必要です」「使途は原材料の増加運転資金です」「返済原資は年1200万円、5年で組みたいです」「資金繰り表と借入金明細をお持ちしました」が示されています。

いずれも根拠があったうえで具体的に数字を言うことが条件。資金使途・金額・時期・返済原資の4点が言えれば担当者はその場でメモを取り始め、それをA4一枚にまとめて渡すだけで見方が変わり、稟議の第一歩になると解説されています。

Q. 銀行に融資を申し込むのはいつの時期がいいですか?

A動画では時期のポイントが4つ挙げられています。

①決算書の提出直後(数字が新しく格付けもすぐでき、良い決算なら枠の話、悪い決算なら要因と対策を聞かれる前に説明)、
②期初の4月・10月(営業推進が強く案件を探す担当者が多い)、
③期末の3月・9月(実績づくりで条件面の歩み寄りは出やすいが締切直前は稟議が滞るので1ヶ月前に動く。9月なら8月20日以降から詰めて9月10日には稟議を書いてもらう、3月なら2月20日ごろ)、
④資金が必要になる3ヶ月前(審査から実行まで通常2週間〜1ヶ月、本部案件はさらにかかるため逆算する)。

Q. 決算期の直前に融資を申し込むと「決算が出てから」と言われませんか?

A動画では、決算まで10ヶ月目に入ってくると「決算ができるまで待ってくれ」と言われるケースは多く、その可能性は大きいと答えられています。

ただしそれは銀行の都合であり、対処は簡単で「精緻な損益計画と資金繰り計画」をあらかじめ出しているかどうか。着地が分かっていれば、銀行も何月に資金ニーズがあるかを把握でき、計数管理ができていて言行のギャップがない会社だと判断されます。

抗弁できないのは必要な資料を準備できておらず相手にされていないだけ、と説明されています。

Q. 銀行員から「業績が落ちていますね」「すでに借入が多いですね」と言われたらどう返しますか?

A動画では返し方が示されています。

「業績が落ちていますね」には、落ちた要因を分解し、一時的なのか構造的なのかを示したうえで月次試算表で回復傾向を見せる。「すでに借入が多いですね」には、借入金明細と資金使途の内訳を出し、うち5000万円は経常運転資金で返済を要しない性質だと説明する。

「保証協会の枠がありません」には、プロパー・公庫・他行との組み合わせをこちらから提案する。反論は拒絶ではなく稟議を書くための確認作業であり、返せる材料を持っていればその場で案件は前に進むとまとめられています。

Q. 社長個人の保証を求められたとき、経営者保証ガイドラインの3要件とは何ですか?

A動画で挙げられているのは

①法人と個人の分離(会社の決算書に代表者への貸付金や仮払金が入っていないか。入っていると不利)、
②財務基盤・経営成績(2期連続で営業利益が赤字でないか、直近2期連続で債務超過でないか。いずれか該当すると抵触)、
③情報開示(四半期=3ヶ月に1回は試算表と実績の資金繰り表を送る、年2回程度は10〜20分でも経過報告に行く)。

ここまでやっていれば多少赤字でも枠が管理されていれば金融機関は面倒を見てくれる、と解説されています。

Q. 「本部に上げてみます」と言われたらどうすればいいですか?

A動画では、まず「これは上げないから」と断じたうえで、回答の期限と追加で必要な資料を必ずその場で確認し、次のアポイントまで取ることが勧められています。

そこまでやっておけば担当者も嘘をつけません。お客様が銀行の本部に電話しても融資の進捗は教えてもらえないため何とでも言えてしまうが、こちらが判断できる材料を渡しているかどうかで行間から見抜ける、と語られています。

Q. 複数の銀行と取引している場合、どの順番で、どのくらいのシェアで頼めばいいですか?

A動画では、

①順序はメイン→準メイン→その他。同じ話を同時に持ち込むと必ず銀行間で伝わって足元を見られる(特にリスケの場合)。
②シェアの目安はメイン50%・2行目30%だが、1行目は50%以下、45%ぐらい、サブメインは3割から25%程度がよい。誰にどこまで頼むかを先に決めてから面談に行かないと出会い頭の交通事故になる。
③1行取引だと方向転換で一気に苦しくなり、年商10億円以下で5〜6行は多すぎ。

有事に誰も主導権を取らなくなるので、メインとサブメインのワンツーコンビは必ず決めておくこと、と解説されています。

Q. 融資を断られたら次にどうすればいいですか?

A動画では、その場で理由を必ず聞くことが勧められています。

金額なのか、使い道なのか、保全なのか、時期なのか、条件を変えれば通るのか。それを次の面談の材料にします。業績が悪く保証協会の枠を使い切っていれば融資はされないので、金融機関側も理由を言ってあげてほしい、と述べられています。

そのうえで「銀行は金を貸すのが仕事だろう」という考えは全然違う、貸すも親切・貸さぬも親切であり、ここは履き違えないでくださいと強調されています。

解説者

篠﨑啓嗣(株式会社しのざき総研)
財務博士・元銀行員(株式会社しのざき総研 代表)。専門分野:財務・銀行融資。

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