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【中小企業経営】事業経営の「残クレ地獄」その借入、残クレと同じです|残クレ地獄予備軍チェック5項目について徹底解説します【YouTube更新】

事業経営の「残クレ地獄」とは何で、中小企業はどうすれば回避できるのか

この動画の結論

事業経営の「残クレ地獄」とは、動画では「月々の負担の軽さ」で投資や借入を決め、元本と出口を先送りした結果、期日に「払えない・借り換えられない・手放すと損が出る」の三重苦に陥ることだと解説されています。

回避策は、借入の上限を経常運転資金(売掛金+在庫-買掛金)にし、短期と長期を使い分け、滞留在庫・未回収売掛金を毎月点検し、期日を1枚にまとめ、毎月数字を銀行に開示する5原則です。

題材は残クレでアルファードを買った事例で、車両価格約600万円・残価300万円・月々約7万円×60回=約420万円に返却時の追加精算60万円が加わり、約480万円を払っても車が手元に残らない構造です。

これを運転資金に当てはめると、年商3億円の製造業で経常運転資金3,000万円に対し運転資金借入が5,200万円なら、裏付けのない「残価」2,200万円は期日に返せません。運転資金の借入÷経常運転資金が1倍を超えたら、超えた分は長期の約定返済に組み替えるのが上限チェックです。

篠﨑氏は、月々の軽さで運転資金を借りている会社は8割以上と述べ、自社点検5項目のうち2つ以上当てはまれば残クレ地獄の予備軍だと警告しています。

この動画の要点(篠﨑氏の発言から)

しのざき総研の篠﨑氏は

『運転資金の残価は、売掛金と在庫 中身が傷めば期日に返せない』

と指摘する(動画 13:24 付近/ケンジさんの残クレの5年間を会社の運転資金に当てはめたうえで、篠﨑氏が「私の視点」として語った結論)

しのざき総研の篠﨑氏は

『「月いくら」で決めた契約は 期日に必ず「残価」を突きつけてくる 総額・出口・裏付けの 3点で決めれば地獄にはならない』

と指摘する(動画 4:45 付近/本編冒頭で示された今回の結論)

しのざき総研の篠﨑氏は

『月々の軽さは、出口の重さ』

と指摘する(動画 18:58 付近/まとめの冒頭で、残クレ型の借入の本質を一言で表した言葉)

しのざき総研の篠﨑氏は

『だから私は、 いらない金を借りるなと言ってるわけ』

と指摘する(動画 17:03 付近/経常運転資金の範囲内の短期継続融資は健全だが、それを超えた借入は裏付けのない残価になると説明した直後の助言)

しのざき総研の篠﨑氏は

『期日は業績が悪い年ほど重くのしかかる だから平時に手を打つ』

と指摘する(動画 14:34 付近/事業経営の残クレ地獄の三重苦(払えない・借り換えられない・手放すと損が出る)を説明した後の助言)

よくある質問(この動画が答えていること)

Q. 事業経営の「残クレ地獄」とは何ですか?

A動画では、「月々の負担の軽さ」で投資や借入を決め、元本と出口を先送りした結果、期日に三重苦に陥ることと定義されています。

三重苦とは「払えない(期日一括の元本や据置明けの返済を手元資金で賄えない)」「借り換えられない(期日の決算が悪ければ再審査で否決、通っても金利は上がる)」「手放すと損が出る(売却・返却・解約で違約金や除却損が出て、事業そのものも縮む)」の3つです。

期日は業績が悪い年ほど重くのしかかるため、平時に手を打つ必要があると解説されています。

Q. 残クレ(残価設定ローン)の落とし穴は何ですか?

A動画では3つ挙げられています。

①月額が安いのは「先送り」だから(車両価格から残価300万円を引いた分を中心に払っているだけで、理由を正しく理解している人はアンケートで36.9%)。
②据え置いた残価にも金利がかかる(払っていない300万円にも5年間の利息がつき、買い取れば通常ローンより総額が高くなる)。
③満了時に買取・乗換・返却の3択と精算が待つ(買取は一括か再ローンの再審査、返却なら走行距離超過や傷で追加精算60万円)。

Q. 残クレでアルファードを買うと総額いくら払うことになりますか?

A動画で取り上げた記事の事例(概算)では、車両価格約600万円、残価300万円、月々約7万円×60回=約420万円です。

5年後に返却を選んで走行距離超過・傷の追加精算60万円を払うと、約480万円を払って車は手元に残りません。買い取った場合の総額は720万円で、通常ローンの約660万円より高くなります。篠﨑氏は「600万円の車が120万円も」と、据え置いた残価にも金利が付く点を指摘しています。

Q. 運転資金に潜む「残クレ型」の借り方とはどんなものですか?

A動画では5つ挙げられています。

①経常運転資金を超えて借りている(超えた分は売掛金・在庫の裏付けがない先送りの元本)、
②短期融資が赤字補填に消えている(期日に返す原資がなく、書換の再審査で止まれば一括返済)、
③不良在庫・回収できない売掛金(帳簿上の残価が実は目減り)、
④据置付きの運転資金(据置中は利息だけで、明けた月から元金返済が一気に始まる)、
⑤書換を当然と思っている(期日も銀行の見方も管理していない)。

Q. 経常運転資金を超えて借りるとどうなりますか?

A動画の試算では、年商3億円の製造業で経常運転資金(売掛金+在庫-買掛金)が3,000万円なのに、運転資金として5,200万円借りている場合、差額の2,200万円は売掛金・在庫の裏付けがない「残価」で、期日に返せないと解説されています。

篠﨑氏は「何でもいいから借りろ」という考えに対し、負債を増やしてキャッシュを増やして何の得があるのかと疑問を呈し、残クレを意識しないまま借りていると首の皮一枚でもつながらないと述べています。

Q. 短期継続融資も残クレ地獄になりますか?

A動画では、経常運転資金の範囲内の短期継続融資は売掛金・在庫が裏付けになっている健全な借り方で、残クレ地獄にはならないと解説されています。

危険なのは、短期継続融資ではなく長期で借入ばかり増やしている状態や、経常運転資金を超えた借入、赤字補填に消えた短期融資です。篠﨑氏は「いらない金を借りるな」と述べています。

Q. 残クレ地獄にならないための運転資金の原則は?

A動画では5つの原則が示されています。

①上限は経常運転資金(売掛金+在庫-買掛金を3期分で出す)、
②短期と長期を使い分ける(経常運転資金は短期継続・当座貸越、赤字補填・設備は約定返済の長期)、
③残価の中身を点検する(滞留在庫・長期未回収の売掛金を毎月洗い出す)、
④期日を1枚にまとめる(書換期日・据置明けの月を一覧にし、期日の3か月前に銀行と確認)、
⑤毎月数字を開示する(試算表・資金繰り表・借入金明細を銀行に届ける)。

Q. 借入の上限にする経常運転資金はどう計算すればいいですか?

A動画では、売掛金+在庫-買掛金を3期分で出すのが基本とされていますが、篠﨑氏は直近の決算から電卓を叩いた数字だけでは管理会計的に不十分だと指摘しています。向こう3年間の予測を出し、直近1年間で増えていく部分を合算して借りに行くべきで、その都度の対応だとまた長期借入に戻ってしまうと解説されています。

Q. 運転資金の借入が多すぎるかどうかの判定基準はありますか?

A動画では「運転資金の借入÷経常運転資金」が1倍を超えたら、超えた分は長期の約定返済に組み替えるという上限チェックが示されています。試算例では5,200万円÷3,000万円=1.7倍で、この場合は1倍まで下げることになると解説されています。

Q. 自社が残クレ地獄の予備軍かどうかはどう判断しますか?

A動画では自社点検5項目が示されています。

①「月いくら」でしか説明できない契約がある、
②最終期日と一括額を一覧で言えない、
③据置明け・リース満了の月を知らない、
④設備や赤字補填を期日一括で借りている、
⑤投資理由に「同業がやっている」がある。

2つ以上当てはまれば残クレ地獄の予備軍と解説されています。

Q. 残クレ地獄を避けるために今すぐやることは何ですか?

A動画では3つ挙げられています。

①契約を1枚に並べる(借入・リース・賃貸に「最終期日・一括額」の欄を足す)、
②12か月以内の期日に印をつける(該当する契約は今のうちに銀行へ相談する)、
③次の投資は3点で決める(「月額」ではなく「総額・出口・回収年数」で稟議する)。

Q. 「借りられるうちに借りておけ」は正しいですか?

A動画では、「借りられるうちに借りておけ」「据置中は利息だけ」「書換だから返済はない」といった考えで必要以上に借りるのが残クレ型だと指摘されています。

経常運転資金を超えた借入や赤字補填に消えた短期融資は返す原資がなく、短期継続の書換は毎回その時点の決算で再審査されるため、再ローンの再審査と同じです。篠﨑氏は「いらない金を借りるな」と述べています。

Q. 運転資金の「残価」とは何ですか?

A動画では、運転資金の残価は売掛金と在庫だと解説されています。残クレの車が走行距離超過や傷で返却時に追加精算されるのと同じで、不良在庫や回収できない売掛金が増えると帳簿上の残価が目減りし、期日に返せなくなります。だからこそ滞留在庫・長期未回収の売掛金を毎月洗い出す点検が必要とされています。

Q. 車を買うなら残クレと銀行ローンのどちらがよいですか?

A篠﨑氏の考えとして、600万円の車なら残クレではなく銀行で5年の分割払いで借りれば、払い終われば自分のものになり、売却時のリセールバリューも残ると述べられています。

残クレは据え置いた残価にも金利がかかるため、買い取った場合の総額は720万円と通常ローンの約660万円より高くなると動画で解説されています。

解説者

篠﨑啓嗣(株式会社しのざき総研)
財務博士・元銀行員(株式会社しのざき総研 代表)。専門分野:財務・銀行融資。

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