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【格言シリーズ】赤字と融資否決を「成⾧」に変える|銀行が嫌うのは赤字ではなく、説明できない社⾧。失敗と書いて成⾧と読む、に学ぶ中小企業経営の要諦について徹底解説します【YouTube更新】

赤字決算や融資の否決を、会社の「成長」に変えるにはどうすればよいか?

この動画の結論

赤字決算や融資の否決を「成長」に変えるには、原因を分析し、対策と計画を持って自分から先に銀行へ説明しに行くことです。

動画では財務博士の篠﨑氏が、赤字も否決もそれ自体で会社は潰れず、潰すのは原因を分析せずに隠し、同じ失敗を繰り返すことだと解説しています。野村克也監督の格言「失敗と書いて成長と読む」を題材に、経営の失敗を赤字決算・融資否決(減額)・資金ショート寸前の3つに整理しています。

そのうえで、どれも「原因分析→対策→計画→銀行への説明」という同じ手順で成長に変わると説明しています。融資否決の理由は財務内容・資金使途(お金の使い道)・返済能力・保全(担保や保証)・取引方針の5つです。①〜④は自社で直せますが、⑤は銀行側の事情なので別の銀行を当たるべきだとしています。

赤字の翌期は4つのステップで原因を分解し、数値目標を決めます(例:粗利率を2ポイント戻す=600万円)。そして決算後3ヶ月以内に、決算書・原因分析・改善計画の3点セットで銀行へ行きます。3ヶ月を過ぎると、銀行は「説明のない赤字」として格付け(銀行内での企業の評価)を確定してしまうといいます。

この動画の要点(篠﨑氏の発言から)

しのざき総研の篠﨑氏は

『赤字の決算も融資の否決もそれ自体で会社は潰れないんだよ』

と指摘する(動画 1:41 付近/格言「失敗と書いて成長と読む」を中小企業経営に当てはめた本編の結論。このあと「潰すのは原因も分析しないで隠して、同じ失敗を繰り返していること」と続く。)

しのざき総研の篠﨑氏は

『ただ、赤字の翌期に原因と対策と計画を 持って銀行に先に行く会社は赤字を出してない会社より絶対的に信頼をされるのは間違いないから』

と指摘する(動画 2:56 付近/赤字そのものより、赤字の後の行動で銀行の信用が決まるという主張。)

しのざき総研の篠﨑氏は

『差は赤字の額じゃなくて 赤字の後の行動にある』

と指摘する(動画 14:07 付近/赤字を失敗で終わらせる会社と成長に変える会社を比べた後のまとめ。)

しのざき総研の篠﨑氏は

『否決は聞けば理由を教えてくれる』

と指摘する(動画 16:21 付近/融資否決の5つの理由を解説した後の助言。理由を聞かないと、自社で直せる否決か、銀行側の事情による否決かを区別できないと続く。)

しのざき総研の篠﨑氏は

『決算後3ヶ月が勝負それを過ぎると 銀行は自分で分析を終えて説明のない赤字として 格付けを確定しちゃいます』

と指摘する(動画 18:38 付近/赤字が出た翌期の4ステップを解説した後、銀行へ説明する期限を強調した発言。)

よくある質問(この動画が答えていること)

Q. 赤字決算を出すと銀行からの信用はなくなりますか?

A動画では、赤字決算も融資の否決もそれ自体で会社は潰れず、潰すのは原因を分析せずに隠し、同じ失敗を繰り返すことだと解説されています。

篠﨑氏は、赤字の翌期に原因と対策と計画を持って銀行へ先に行く会社は、赤字を出していない会社より信頼されると断言しています。銀行が警戒するのは赤字を出した社長ではなく、赤字の原因を説明できない社長だという指摘です。

Q. 中小企業経営でいう「失敗」とは具体的に何ですか?

A動画では、経営の失敗を3つに整理しています。

①赤字決算(材料の高騰、値上げの未実施、大口先の取引の減少、固定費の増加など)、
②融資の否決・減額、
③資金ショート寸前(月末に資金が足りない経験)です。

3つとも「原因分析→対策→計画→銀行への説明」という同じ手順を踏めば成長に変わり、手順を踏まなければただの失敗で終わると解説されています。

Q. 資金ショートしそうになったら何をすればいいですか?

A動画では、月末に資金が足りなくなる原因を「入金と支払いのズレ」「利益の不足」「返済が多すぎる」のどれなのかに分けて考えるよう解説されています。

その経験を資金繰り表(入出金の予定を月ごとに並べた表)を作るきっかけにできれば成長で、「なんとかなった」で終われば再発するとしています。今回の山を乗り越えれば大丈夫と考えるほど世の中は甘くない、という指摘もあります。

Q. 赤字でも融資が続く会社と、続かない会社の違いは何ですか?

A動画によると、失敗で終わる会社は、赤字の原因を景気・取引先・従業員のせいにして分析しません。

決算書の提出を遅らせ、聞かれるまで説明せず、税理士に「なんとか黒字にできないか」と頼み、翌期も同じ赤字を出します。成長に変える会社は、原因を売上・粗利・固定費・回収に分けて数字で特定し、決算確定前に赤字の見込みを銀行へ伝えます。赤字は赤字のまま、改善計画とセットで持って行きます。

差は赤字の額ではなく、赤字の後の行動にあると解説されています。

Q. 融資を断られた理由は、銀行に聞けば教えてもらえますか?

A動画では「否決は聞けば理由を教えてくれる」と解説されています。

篠﨑氏は、「答えられません」と言われても「そこを教えてください」と聞けばよく、聞かないから銀行も言わないのだと述べています。理由を聞かずに別の銀行を回ると、同じ理由で断られる可能性があるとも指摘しています。

ただし、担当者や支店長の恣意的な判断で否決される例外もあり、その場合は相談してほしいとしています。

Q. 融資が否決される理由にはどんなものがありますか?

A動画では、否決の理由を5つに分けています。

①財務内容(債務超過、2期連続の営業赤字、格付けが低い)、
②資金使途(お金の使い道が不明確、運転資金に見えない)、
③返済能力(返済原資の不足、債務償還年数が長い)、
④保全(担保・保証が足りない)、
⑤取引方針(銀行側の業種・エリアの方針で消極的)です。

理由ごとに「決算の内容の、どの点で問題でしたか?」のような確認の聞き方があると解説されています。

Q. 融資否決の理由がわかったら、どう直せばいいですか?

A動画では、理由ごとの直し方が示されています。

①財務内容なら改善計画と月次試算表で進捗を示す、
②資金使途なら資金繰り表で使途と効果を明示する、
③返済能力なら期間・金額・短期継続への変更を提案する、
④保全なら保証協会や他行との協調を相談する、です。①〜④は自社で直せますが、
⑤取引方針は銀行側の事情で直しようがないため、別の銀行に行くべきだとしています。

Q. 債務償還年数が何年を超えると融資は厳しいですか?

A動画では、返済能力を理由とする否決の例として、債務償還年数(借入金を返し切るのに何年かかるかの目安)が長いケースが挙げられています。

篠﨑氏は「15年超えたらアウト」「ギリ15年」と述べています。この理由で否決された場合は、「返済期間や金額が合わなかったですか?」と銀行に確認し、期間・金額・短期継続への変更を提案するよう解説されています。

Q. 赤字決算が出たら、まず何をすればいいですか?

A動画では、4つのステップと時間軸が示されています。

①原因を1枚に分解する(売上・粗利・固定費・その他に分けて金額で書き、3期比較で始まった時期も特定。決算から1ヶ月後)。
②対策を数字で決める(値上げ率、原価・固定費の削減額、回収条件の変更。決算後1〜2ヶ月以内)。
③経営計画に落とす(月次の損益計画と資金繰り計画にする。決算後2ヶ月ぐらい)。
④決算書と計画をセットにして、自分から銀行へ面談を申し込む(決算後3ヶ月以内)。

Q. 赤字のあとの改善計画で、銀行は何を見ていますか?

A動画では、銀行が見るのは「黒字になるか」より「計画の根拠が原因分析とつながっているか」だと解説されています。

対策は「頑張る」ではなく、「粗利率を2ポイント戻す、だから例えば600万円の改善になる」のように数字で決めます。篠﨑氏は、改善計画を持って行けるかどうかで融資が決まるのに、多くの経営者は改善計画の出し方・作り方を知らないとも指摘しています。

Q. 赤字決算は決算後いつまでに銀行へ説明すべきですか?

A動画では「決算後3ヶ月が勝負」と解説されています。

それを過ぎると、銀行は自分で分析を終え、「説明のない赤字」として格付け(銀行内での企業の評価)を確定してしまうためです。先に説明すれば、格付けの前に社長の言い分が稟議(銀行内で融資を承認する手続き)に載る可能性があります。

銀行には「赤字ですが、原因と対策はこれです」と明確に伝え、聞かれてから答えるのとは信用が全く違うと強調されています。

Q. 「失敗と書いて成長と読む」とはどういう意味ですか?

A動画では、野村克也監督のこの格言を3つのポイントで解説しています。

①失敗は避けられない(3割打てば一流で、7割は失敗する。差がつくのは失敗の後)。
②原因を突き止める(感覚ではなくデータと理屈で原因を言葉にする。言葉にできない失敗は繰り返す)。
③次に生かして初めて成長(原因が分かり、次の打席で修正できたときに失敗は成長に変わる)。

野村監督は、失敗した選手より失敗を説明できない選手を叱ったと紹介されています。

Q. 失敗を成長に変えるために、今日からできることは何ですか?

A動画のまとめでは、3つの行動が示されています。

①直近の「失敗」を1つ選び、原因を1枚に書く。
②否決された銀行に理由を必ず聞きに行く。
③赤字の年は決算後3ヶ月以内に、決算書・原因分析・改善計画の3点セットで銀行へ行く。

篠﨑氏は、こうした当たり前のことをせずに融資を受けられなかったのに、銀行の悪口を言っても意味がないと述べています。

解説者

篠﨑啓嗣(株式会社しのざき総研)
財務博士・元銀行員(株式会社しのざき総研 代表)。専門分野:財務・銀行融資。

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